【物流連 物流環境大賞が決定】ベイシアら7社の効率的な段ボール回収に
2021年6月21日包装タイムス引用
日本物流団体連合会(=物流連、渡邉健二会長)は、第22回物流環境大賞の受賞者を発表した。
大賞にはスーパーマーケットを展開するベイシア(前橋市)ら7社連名の段ボール回収の際の「特許技術による6輪カートでの効率的な往復運用」が選ばれた。
物流環境大賞に輝いたのはベイシア、河村商事(愛知県春日井市)、日本アクセス(東京都品川区)、関東デイリー(前橋市)、南日本運輸倉庫(東京都中野区)、ケーツー(長野県山形村)、昌和商事(名古屋市瑞穂区)の7社による取り組み。
1都市14県で店舗ごとに行っていた空段ボールの回収について、回収拠点を5カ所に集約することで大幅なCO²削減を実現した。
また、輸送にあたって6輪台車用の被覆材を使用することで一度に運べる量を大幅に増加させた。静脈物流の効率化で、廃棄物であった段ボールについて資源としての高付加価値化を実現し、環境負荷低減と物流効率化の範となる取り組みを行っているという。
物流連はこのほかに、各賞では低炭素物流推進賞2件、サステナブル活動賞2件、先進技術賞2件、日本物流記者会賞1件、特別賞18件を選定。表彰式は6月29日に第一ホテル東京で開催する。
なおUPRと東レが合成樹脂製品の運送に「アクティブRFIDタグ搭載スマートパレット」を導入し、空パレットの所在が自動で把握可能になり、効率的なパレット回収網を構築し、物流の生産性向上した包装分野の事例も評価された。